久々に塩害を受けた橋梁の調査に行ってきました。供用から44年が経過しています。
何もメンテナンスがされていなかったようです。
主桁には鉄筋腐食やコンクリートの浮きが多数確認されました。
本橋の建設当時は、塩害という概念はありませんでした。
海から近いため鋼橋よりもコンクリート橋の方が腐食しないため安全だろうという意識しかありませんでした。
かぶりも2p程度しか確保されていません。
なお、本橋のとなりの橋梁橋台では電気防食による塩害対策が実施されていました。
電気防食はコンクリートから鉄筋に対して微弱が電気を流すことにより内部鉄筋の腐食を抑制するものです。
微弱な電流を流し続けるので1m2あたり年間で100円程度の電気料金が必要となってきます。
有効な塩害対策として採用事例も増えてきています。
塩害を受けた橋梁の様子
石川県白山市徳光海岸付近の橋梁です。海岸にテトラポットによる離岸堤があります。これによって砕けた塩分を含む波しぶきが浮遊してコンクリート浸透していきます。したがって、海岸侵食対策でテトラポットが設置されると塩害環境がさらに厳しくなります。
海からの塩分がコンクリートに浸透して内部鉄筋が腐食したものです。
海からの塩分がコンクリートに浸透して内部鉄筋が腐食してかぶり部分のコンクリートが浮いてきたものです。
隣の橋梁橋台では電気防食による塩害対策が実施されていました。
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