石川県 白峰方面へ橋の調査のため、踏査に行ってきました。コンクリート診断をするうえで踏査はとても重要な作業です。これによって、調査の成果が左右されるといっても過言ではありません。踏査とは調査計画を検討するために現地を下見することです。どのような劣化があって、どのような調査や試験を適用すべきか、いかに結論を導きだすか、シナリオを練りながら行います。コンクリート診断としての力量がここにかかってきます。
白峰は石川県の最南部に位置し、標高約500m程度の山間部です。雪が多く積もります。コンクリートの劣化では凍害が心配されるところです。写真1は凍害が発生した擁壁です。ガードレール支柱に沿って凍害による断面欠損が顕著に生じていました。路肩に堆積した雪が解け、雪解け水がガードレール支柱に沿って流れ、凍結融解作用によって生じたものと考えます。現場からはく離したコンクリート片を持ってきました。薄片を作ってみようと思います。
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